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ALL

must

DANCE

REPORT&

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深い東京の夜、音楽とアートが交錯する渋谷club asiaで、究極のエクスペリメントダンスパーティー「ALL MUST DANCE™︎」が開催された。来場者たちは、音楽に身を委ね、自由に踊り、そして感じる。フロアーは、光と音の饗宴で彩られ、まるで異次元の空間に迷い込んだかのようだった。

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#69

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BYUS

KENKO / 健光

NAMPEI AKAKI 1977 – Japan

1977年生まれ。東京都出身。幼少期をサウジアラビアやシンガポールで過ごす。ロンドンと東京で青年時代を過ごした赤木は、それぞれの都市の文化を拝借しながらアイデンティティを培う。日本大学芸術学部写真学科を卒業した後渡英し、2008年に帰国後は写真家として活動。2013年からポーランドのワルシャワに拠点を置く写真家集団Czulosc(感度)に初の外国人メンバーとして参加している。“Kenko健光“シリーズ、“Zenzen”シリーズなど、ユニークなアイデアのもと冒険的な写真作品を多く制作している。近年はペインティングにも精力的に取り組んでいる。

赤木のクリエイションを深くご理解いただく一助となれば幸いです。

 ー少年時代をサウジアラビアやシンガポールで過ごし、青年期を東京とロンドンで遊んだ彼は、言うなれば、現代版の遊牧民で、日本に対する愛着や感覚は我々とは大きく異なる。どの国にいながらも、彼は常に異端であり、自らの文化へのオリジナリティーを喪失して育まれた特殊なクリエイティビティーは、漠然とした祖国の文化への憧憬と戸惑いであり、暗中模索的な日本文化への回帰でもある。30歳迄、真剣に死を厭うこともなく遊び呆けることによって形作られていった彼の写真に対する感覚は、現実と幻覚が渾然と交差する、限りなく快楽死に近い映像であり、死の誘惑に似た限りなく透明な色彩である。死の直前に誰もが最後に見る色彩。安息の色。そう思いたくなる吸い込まれそうな細やかな色彩美。肉体と精神の臨界点で経験した魔術的なイマジネーションが、最近の写真界で流行する、単なる抽象画的な写真との凄まじい違いである。今や東京の街は、一方的に発信される広告ビジュアルの視覚的暴力に犯され、心安らぐ美しい色彩を失った。どこを見ても利潤追求を目的にしただけの、下品な赤、黄、青、ピンクなどの原色で覆われてしまった。万葉集の時代から日本人が愛してやまない繊細な色彩のグラデーションで溢れている。不毛の砂漠の中のオアシスだ。人間は外側に出なければ内側は分からない。真逆の立場に立って初めて自分の本質が分かる。赤木楠平が若き日に選んだ、破滅的な快楽の日々、死が日常のトレインスポッティング的な世界から彼が得もたのは、実はあまりにも日本的な“死にぞこないの美学”だったのではなかろうか。



THE LAST GALLERY 代表 林 文浩

ABOUT

We stand for peace. We create projects that do not rely solely on existing social structures, but rather advocate freedom and love, and work together with artists to create miracles moment from music and art. we will create with our friends a daily life where our hearts will dance until the day when a beautiful, enveloping, and gentle light that no one has ever seen shines upon us. the most vital element a constant affirmation of individual power through partying and dancing–

A “Movement of the People”, and ones “movement” both in the broad and specific senses.

Berlin 2024